思い出話・・「バンダイ模型のおねえさん」 その3

思い出話・・「バンダイ模型のおねえさん」 その3

デンジタイガーとダイデンジン


前回の続きです。
最初から読む場合はコチラからどうぞ。



懐かしいプラモ「デンジタイガー」との再会で思い出にひたっていて、その余韻がまだのこるころ、本屋さんで「ガンプラ開発真話」という本を見つけました。
私の世代が直撃をくらった、「ガンダム・ガンプラブーム」の当時の経緯や業界でおこっていたことなどを書いた本で、面白そうだったので購入し、読んでいたのですが・・ある部分にさしかかったとき、ある1行でとまってしまいました。

ドキっとしてしまったのです。

そこにはたった1行ですが、「お客様相談センター」という部署について書かれていて、さらに平田さんという女性のこともかかれていたのです。

本当に驚きました。

ほんの少し前にたまたま入手したプラモで過去の思い出に引き戻されたばかりで、そうしたら今度はこの本。
偶然とは言え、でき過ぎです。
なんだかいてもたってもいられず、著者の方に、本を読んだことと、当時の「バンダイのおねえさん」のことを書いた手紙を出しました。
すると1週間ほどで返事が届いたのです。

思い出話・・「バンダイ模型のおねえさん」 その3

ダイデンジン


そこには私のいう「ヒラタさん」は本に書かれた「平田さん」で間違いないと書かれていました。
さらに、著者の方が、「通常では日のあたらない従業員たちの努力が当時のブームを支えていた」という想いがあって「お客様相談センター」のことを書かれたと言うことと、私からの手紙はそれを裏付けるもので、とてもうれしい、という内容がありました。

「お客様相談センター」という部署は私のようなファンからの電話だけでなく、どちらかといえば「クレーム処理」が多く、地味で大変な仕事だったそうですが、当時20歳くらいの「ヒラタさん」はとても一生懸命にやっていたということも書かれていました。
そしてその著者のかたも当時バンダイ模型にいた方だそうで、少し前のOB会で「ヒラタさん」に会ったということと、元気にされているということが書かれていて・・。
その手紙を読み終えた私のココロはなんだまポカポカしていました。
あのころの「ヒラタさん」からもらった暖かな感覚は、私の中でずっと幻のように残っていたのですが、それが確かなものになったように感じられたからです。

「バンダイのおねえさん」「ヒラタさん」。
お会いすることはないと思いますが、今でも本当に感謝しています。








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