世良公則
全国アンプラグドソロライブツアー
O-Kiraku LIVE 2009

昨日は世良さんのライブでした。
場所は
浜松市福祉交流センター。昨年(浜北市民文化会館)に続いてまさか2年連続で世良さんのライブを観られるなんて思わなかったので、とてもうれしい・・。
ライブのレビューではないのであれこれは書きませんが、世良さんがアコースティックギター1本で歌うライブです。
アコースティックギターといっても、とんでもなくパワフルなステージ。
お客さんは幅広い世代で、私たち夫婦より年配のかたが多いのですが、「ツイスト」世代の方々なのでしょう。
昨年のライブの前にも何年前だったか、浜松駅前、フォルテでのライブに初めて足を運んだときは、周りで年配の女性の団体が談笑しているのを観て、妻と・・
「婦人会とかPTAとかの集まりがあるんだね・・」
・・・などと行っていたのですが皆さんライブのお客さんで、自分たちが場違いな場所にいるように感じた記憶もあります。
(ライブでは「世良く~ん」の声が飛んでいました)
それでもギターをやっているらしい高校生くらいの子もいたし、幅広い年齢層で。
昨年のライブでも80歳近いご婦人もいたというし、「ヤッターマン」の主題歌効果なのか、子供連れのご家族も見られましたが、今回はお子様はいなかったような。

会場のロビーにはパイプオルガンが。
ライブは・・・言葉では表せない素晴らしさ。
席も、ソッコーで券を買ったためか1列目で、チケットの番号を見たときは一番スミの席かと思っていたら、なんと、スミはすみでも、3ブロックあるうちの真ん中のブロックのスミだったので、一番良い角度でステージが見えるところでした。
そんな最高のシチュエーションで、最初から引き込まれてしまたのですが・・・自分に途中で異変が!!
まだ序盤、突然、なんだかパニックになるかのような妙な感覚に襲われ、なんだか身体が危険を知らせているようなとんでもない感覚で、冷や汗まで出てくるような。
あせったのですが冷静に冷静に・・と自分を落ち着けて考えてみると・・。
ちゃんと呼吸してなかったようでした・・。
いや、本当に呼吸してなかったら生きていませんから、呼吸はしていたのですが、結局知らぬ間に息を詰めてステージに見入っていたようで、苦しくなると呼吸して、また息をつめて・・・ということを無意識に繰り返していたらしく・・酸欠みたいなことになったんじゃないかと。
世良さんのライブは3回目なのに・・何故・・?
最前列で、目の前には世良さんと言う状況がスゴすぎたからか・・。
なんともお間抜けな話しなんですが、幸いそれを理解してからはまたすっかり落ち着いて、それまで以上にドップリと世良さんの世界に入り込むことができました。
でも、よくコンサートで倒れるお客さんがいるのもわかるような気がしましたね。
ロックからバラードまでアコースティックギター一本とは思えないような表現豊かなパフォーマンスに、トークも手馴れた感じで、最初に見たフォルテでのライブではムリしてしゃべっている感が強かったのにそんなことは全くなく楽しいものでした。
そして、アンコール前の最後の曲が自分の大好きな「バラードが聴こえる」で、それが世良さんご自身にとっても大きな意味のある曲なんだと言うこともわかって本当にうれしかった~。
ただただ心残りなのがアンコールの最後、「燃えろいい女」のときに、1列目真ん中の女性がキッカケで結構な数の方がスタンディング状態になったのですが、これは過去2回のライブではなかったことで、前列でも半分くらい立たない人もいたし、私の場合は後ろの席が気になって立ちそびれてしまって。
それだけがなんだか心残りなのですが、そんなのはほんとに些細なことで、ただただ
「良かった」
としかいえません。
長い間「自分」と言うものをブレずに貫いてきている世良さんの音楽。
そんな世良さんのファンでよかったと、心底思ったのです。