「ロッキー」シリーズが好き。

「ロッキー」シリーズが好き。


私にとって、いろいろと好きな映画がある中で、おそらく「一番好き」と言えると思うのが、シルベスター・スタローンの代表作
「ロッキー」
シリーズ
・・・です。
高校生の頃に初めて観て以来、いまでもその感動は色あせません。
私は好きな映画を何度も何度も観るほうなのですが、そういったとき、その映画の雰囲気に入り込み、登場人物たちに会いに行くような・・そんな気分になるのですが、「ロッキー」では、ロッキーの生き様に勇気付けられ、ロッキーとエイドリアン、二人の姿にあこがれたり、理想の夫婦像をみたり、友情や師弟愛など、いろいろな感動をもらいました。

ココからは、あくまで個人的なシリーズごとの簡単な感想。
 ※多少ネタバレを含みますので、観ていないかたはご注意を・・・・。


「ロッキー」
1作目は、やはりシリーズ中で一番すきです。
男である自分にとって、ロッキーが一人、暗い朝、孤独なトレーニングに出かけるシーンなど、「自分との戦い」というものを感じ、そんな中、その静かな強さにあこがれました。
ロッキーが、誰のためでもない、自分自身の誇りをかけて戦う姿は純粋にすばらしかった。


「ロッキー2」
2作目も良く、若い頃には、むしろ1作目よりわかりやすくて、好んで観ていたように思います。
この作品では、ロッキー個人ではなく、1作目では控えめだったロッキーとエイドリアンの関係が大きくなってきます。
特にこの後もロッキーを支え続けることになるエイドリアンの、けなげでもあり、それでいてしっかり芯も通った姿が素適です。


「ロッキー3」
3作目になると、シリーズ物だから仕方がないのですが、ロッキーの師、ミッキーが亡くなったり、強い敵役が出てきたりライバルであるアポロとの友情等と、エンターテイメント色が強くなってきますが、まぁ、面白い部類に入りますし、さすがに3作目ともなると、「ロッキー」という人間のヒストリー的なものを感じるようになってきて、なじみのカオに会うかのような楽しみが出てきます。


「ロッキー4 炎の友情」
実は私が始めて観たのは、この4作目からで、しかもビデオでの観賞でした。
コレを観て「ロッキー」にハマり、改めて1作目から観なおしたのです。
この作品は当時ものすごいブームになっていたと思います。
この頃はスタローンのもうひとつの代表作、「ランボー」の「ランボー2 怒りの脱出」のヒットもあって、スタローン・ブームだったように記憶しています。
戦いもアメリカ対ソ連という国家の戦いとでもいうような扱いだし、ついにライバルであり、親友でもあったアポロまで亡くなってしまうわ、相手がサイボーグ的というか、超人的な扱いのボクサーだわ・・なんともでっかいスケールになってしまいました。
実際大ヒットしたわけですし、娯楽作品としては超大作だったでしょう・・、当時私自身も感動しました・・・・・が!!
あくまで今現在の私個人としては、1本の娯楽大作として観るのなら良いのですが、「ロッキー」をシリーズとしてみた場合、4作目は・・・・なくても良いんではないかと・・・・・・・・。
あまりにも雰囲気がエンターテイメント方面に振られてしまって、シリーズの中ではちょっと違和感があるかな・・・と。
もちろんキライでは、ないです・・というか、実際映画として面白いのはまちがいないワケで、細かいことを言えば、というだけのことなのですが。
「ロッキー」を観たことがない方が、仮に4作目だけ観ても間違いなく楽しめると思います。


「ロッキー5 最後のドラマ」
私が始めてスクリーンでみた「ロッキー」です。
この5作目は、おそらくシリーズ中最も不評だった作品だと思います。
スタローン自身が失敗作だと言ったとか・・。
そのためか、結局6作目が作られたことにより、DVDなどからは、タイトルの「最後のドラマ」という部分がなくなってしまいました。
たしかに前作から、いきなり地位や暮らしが落っこちて、ストリートファイトで幕を閉じちゃったわけですから・・納得できない人も多かったのでしょう。
でも!  でもでもでも・・・。
私はこの作品がすきなんです。4作目でハジけてしまった、ロッキーの人物像が1作目からのロッキーに戻ったように感じたのです。
4作目の、心身ともに強く、スタイリッシュで、カッコいいロッキーではなく、アツくて不器用な、人間「ロッキー」が戻ってきたように感じました。
もちろん、作品単体ではなく、シリーズとして観た時、という前提ですが、人間「ロッキー」のドラマとしてはずせない作品だと思います。


「ロッキー・ザ・ファイナル」
6作目、本当の完結編です。
良かったです。
エイドリアンを亡くしてまた孤独になってしまったロッキーが選んだのは、「もう一度戦う」ということ。
5作目同様、本来のロッキーらしい姿に、ロッキーの生き様を追いかけてきた私は、別れを惜しむような気分でスクリーンを見つめました。
本当に最高の締めくくりをみせてくれました。



長い間にわたって「ロッキー・バルボア」という一人の人物のドラマがまとめられたこのシリーズ、自分にとっては宝物のような時間をくれる存在です。

これから一生の間にあと何回観ることになるのやら・・・・。





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この記事へのコメント
とーとさん、ご自分の好きなものにはとことん情熱を注ぐタイプでいらっしゃいますね?!
ブログを拝見するだけですが、何となくその方の人となりを想像してしまいますね。それがまた楽しかったりして…^^
Posted by dilbelaudilbelau at 2009年04月01日 16:40
dilbelau様

そうですねぇ・・。
わりとハマるほうですけど・・・・。
いったい自分はどんな人間なんでしょうね?
自分ではわかりませんねぇ・・実際。
でもたしかにdilbelauさんのブログや他の方のブログをみせていただいていても、なんとなくその方の雰囲気って感じてきますよね。
Posted by とーととーと at 2009年04月02日 20:18
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