映画「おっぱいバレー」を観た。

映画「おっぱいバレー」を観た。



例によってムスメ二人が実家にお泊りの夜。
映画に行ってきました。


「おっぱいバレー」



しかし・・・・、タイトルにインパクトありすぎ・・。

綾瀬 はるか主演の作品で、以前予告編を観て面白そうだったので。
予告編をみていたからエッチな映画ではないということはわかっていましたが、妻の話ではテレビで、このタイトルを口にしづらい場合は「OPV」という名前でもチケットを買える・・とか言っていたそうですが・・・。

・・・・ソレ・・・・・かえってヘンなのでは・・・・?

そんなことしたら「おっぱい」という単語を意識しているってのがバレバレじゃないですか!!
私は堂々といきますよ。

チケットはネットで予約すれば機械で発券だから・・窓口でタイトル言う必要ないし。
パンフレットも妻に買いにいってもらってバッチリ(こんなの堂々と口にできるわけないでしょ・・)。
でも、妻がパンフを買うとき「『おっぱいバレー』ですね?」って確認する売店の女の子の口元が一瞬テレたようなカオになったのは見逃しませんでしたよ。
いろんな部分で問題アリなタイトルだこと・・・。
少なくとも一人では行けない・・・・・・・・。
映画「おっぱいバレー」を観た。

週末の夜ということでにぎわっていた映画館。



さて、実際の映画はどうだったのか。

ストーリーはあちこちでレビューされていると思いますが、簡単に言えば

「(綾瀬はるか演じる)若くてきれいな先生のおっぱいを見たい!」(先生も成り行きからそういう約束をさせられてしまうんです)という目的のためだけにヒトが変わったかのように団結、努力する中学生男子バレー部のお話。

良い映画でした。
本当にココ最近の邦画はがんばっていますよね。
この映画も、動機はあまりにもおバカながらも努力して・・結果、成長していく子供たちと、ある出来事から仕事に自身を失いかけていた若い教師が自分をとりもどす・・というのが主軸となっていて、そのどちらもしっかり描かれています。
まず、時代設定の1979年といえば、私自身は小学校6年生くらいだったので、劇中の中学生のおバカな行動や考え方が理解できてしまうと言いますか・・。
自分の含め、あの頃の男子はたしかにバカでした。
考えてみてください~、今ではネットという世界を通じてありとあらゆる情報(もちろんエッチな情報も)が氾濫していますが、あのころはそんなものはありません。
道端にエッチな週刊誌でも落ちていようものなら本当に「とんでもないもの」を拾ってしまった!!と、男子間で大騒ぎになったものです。ビジュアル的にいっても女性の「おっぱい」を見る、などということはありえず、ソレは
ロマン
だったのです(汗)。
実際あの年頃の男子が女性の身体に興味があるのは仕方がなく、最後の最後までミエミエのおバカな行動をとる中学生の姿は、かえって理解できるし、微笑ましくさえ思えます。
むしろ見終わった後は、さわやかで暖かい余韻が残りました。
少し固い話になるかも知れませんが、綾瀬はるか演じる教師の成長の部分も心に残ります。
仕事や取り組んでいることなど、その意味を見失ってしまった時の葛藤は分野が違ってもだれでも共感できる部分だと思いますし、そこから変化していく先生の姿からは「信念を持ち続けること」の大切さを、自分は感じました。

子供とオトナ、どちらもそれぞれの等身大のすがたがリアルに出ていると思います。
ストーリーの中だるみもなく、テンポのいい楽しい映画でしたし、単純な清潔感あふれるスポコン物とは一線を画している、といっても言いすぎではないでしょう。

1970年代の町を再現した映像もほぼ同世代の自分にとってはツボでした。
劇中使われた懐かしい曲たちもよかった(世良さんの、ツイスト「燃えろいい女」もながれました~)ので、そういう曲が全部入っているのならサントラを買おうと思ったのですが、そういうものがなかったのが残念。

映画って、お茶やコーヒーや、はたまた日本酒やストレートウィスキーのようだったりいろんな味付けがありますが、こういう「おいしい水」のような映画は大好きです。


しかし・・良い映画でしたけど、劇中で「おっぱい」というセリフが飛び交うたびにビミョーに抵抗感を感じてしまったんですが、アレはある意味、映画の中のアクセントになっていたのかも・・。


ちなみに冒頭で、自転車を走らせて、その風圧から「おっぱい」の感触を再現できる・・というのに一生懸命挑戦しているところ・・。

・・・・・・・・自分も記憶があります・・・。

ただ自分の周りでは、自転車ではなくクルマだったので、親が運転するクルマからそぉーっと手を出してみたモンです。
そして親に「手を出しちゃいけません!!!」・・・って怒られるんです。

いやぁ・・・・・・自分も含め、あのころの男子ってほんと・・・バカでしたよね・・。







タグ :映画

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